討議資料

琉球新報2013年8月5日

王府文書の接収 栗野慎一郎

 明治12年3月27日午前10時の首里城書院。王府高官を前に「廃藩置県」の勅命を伝えた処分官松田道之の最初の指示は場内各所の行政資料に「封緘」を施すことだった。
 このような措置を取る理由としてこの時松田が述べたことは明治政府にとって必要な書類が旧藩書類中にあり、これが「匿蔵」されないように保護するというものだった。

王府文書の接収

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