沖縄タイムス 2016.6.1(平成28年)《私の主張あなたの意見》より

観光大国として独立せよ

沖縄への政策 反旗を翻す時
知念 徳彦=66歳

26日付の新聞1面を読んでがくぜんとした。

米軍属が逮捕された女性遺棄事件で、
オバマ氏は「深い遺憾の意」を表明し「米国はがくぜんとしている」とした。
今回の事件は、若い将来ある女性の命が奪われた。
迷うことなく即「謝罪」するべきである。

オバマ大統領は米国民の長であり、全軍の最高指揮者であるからだ。

米国大統領は五つの帽子をかぶっていると学んだことがある。その五つとは
(1)国民の長
(2)軍の最高指揮官 
(3)外交の長 
(4)行政の長 
(5)議会。

米軍属の事件の責任は

「国民の長」として当然、オバマ氏にもある。
11月にホワイトハウスを去るが、「謝罪」して
有終の美を飾ってほしかった。

今回の凶悪事件で、辺野古新基地建設はさらに窮地に追い込
まれるであろう。今月開かれる県民大会は、日本政府の
沖縄植民地対策に反旗を翻す好機だ。

1972年5月15日の日本復帰。その後の沖縄は、普天間飛行場
一つさえ県外に移設できない現状である。

沖縄は観光大国として独立し、米軍基地の縮小を直接米軍と
交渉することだ。(那覇市)




写真は那覇市の国際通り(2016.6.4) この写真は当ページにイメージで載せてあるだけです、新聞にはありません。(この写真著作権フリー)



写真は那覇市の平和通り(2016.6.4)この写真は当ページにイメージで載せてあるだけです、新聞にはありません。(この写真著作権フリー)


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