普天間基地撤去!辺野古新基地建設阻止!いまこそ安保破棄めざして闘おう!
「連合」指導部の闘争抑圧を弾劾し、反戦・反安保闘争の高揚を!
◆日本全土のMDシステム撤去!すべての核基地撤去!
◆日米新軍事同盟の強化反対!
◆米ー中・ロの新たな核軍事力増強競争に反対しよう!

日本革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派
連絡先 解放社(東京都新宿区早稲田鶴巻町525-3 電話03-3207-1261)

〈普天間基地はいらない 新基地建設を許さない 1・30全国集会〉に集結した労働者・学生・市民のみなさん!
 名護市長選挙において「辺野古への新基地建設反対」の住民の声が勝利したにもかかわらず、民主党政権の官房長官・平野はこれを「斟酌する理由はない」などと言い放った。こんな発言を誰が許せるか! 鳩山政権は、オバマ政権の「現行案以外に選択の余地はない」というゴリ押しをまえに、辺野古への新基地建設を受け入れるというハラのうちを露骨にみせたのだ。鳩山政権を徹底的に弾劾しよう! いまこそ、<普天間基地の即時撤去!辺野古への新基地建設絶対阻止!>の闘いの一大高揚をかちとろう! 在日米軍基地の再編強化とMDシステムの日本全土への配備に断固反対しよう! 安保破棄めざしてたたかいぬこうではないか!

鳩山政権による「辺野古移設」受け入れを阻止せよ
 辺野古新基地建設に反対する労働者・学生・市民のみなさん!
 いま、闘いは正念場をむかえている。
 鳩山政権は普天間基地の「辺野古への移設」を受け入れるハラを固めている。これを絶対に許してはならない。「対等で緊密な日米同盟」を唱える鳩山政権は、“アメリカの要求にただ従ったのではない”“辺野古以外の候補地を主体的に検討を重ねた”という体裁をとりつくろうためにのみ、日本政府としての結論を先延ばしにしているにすぎないのだ。
 現に鳩山政権は、アメリカとの同盟関係の軋みをうみだしつつも、オバマ政権と協力し、日本全土にMDシステムを拡大配備している。日米両権力者は対中・対ロの核軍事同盟として日米新軍事同盟をどしどしと強化しているのだ。
 それだけではない。これまでの自民党政権のようにたんに「アメリカの戦争」に協力加担するのではなく、「国連決議」をタテとして仏・独なみに自前の国軍を海外派兵することのできる「普通の国」=一流帝国主義国へと日本国家を雄飛させることを狙っているのが、鳩山=小沢の民主党政権だ。
 いまこそ鳩山政権の対米交渉への幻想を断ち、労働者・学生・市民の団結で<普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止・一切の新基地建設反対>の闘いの前進をかちとろうではないか! 日米新軍事同盟の強化を打ち砕け!

「辺野古移設」をゴリ押しするオバマ政権を許すな!
 オバマ政権は日米安保条約改定五〇年のこんにち、“誰のおかげで日本は守られていると思っているのか”などという傲岸無比な態度で、再三にわたって「〇六年の日米合意の履行」=辺野古への海兵隊新基地建設を鳩山政権に要求している。アメリカ帝国主義に対抗して核軍事力の増強に突進している中国・ロシア両権力者の策動を封じるために、つねに侵略戦争の前面にたってきた海兵隊の新基地を−グアムとともに−沖縄につくろうとしているのだ。オバマ政権は、沖縄をはじめとする在日米軍基地を対中・対ロの最前線攻撃基地としてうち固めると同時に、中・ロのミサイル攻撃を“無力化”するためにMD(ミサイル防衛)システムを日本全土に拡大配備することを日本政府にゴリ押ししているのだ。
 「イスラム過激勢力との戦いの主戦場」と称しているアフガニスタンにおいて米軍は敗退を重ね、その軍事占領支配は大破産をとげている。イエメンでもアルカーイダ勢力の伸長をおさえられずに、焦りにかられてやみくもに空爆を強行して多くの人民を虐殺している。追いつめられたオバマは「この世界に存在する悪にたいする正義の戦争は必要だ」と金切り声をあげた。「核なき世界」を高唱し、“平和の使徒”づらをしてきたその欺瞞を自己暴露したのだ。
 人民を虐殺し軍事侵略をほしいままにしてきた「一超」帝国主義アメリカは、いまや完全に孤立している。それゆえにこそオバマ政権は、唯一の「属国」とみなした日本国家を何がなんでも日米新軍事同盟の鎖で縛り付け、みずからの意に従わせようとしているのだ。

米−中・ロの核軍事力増強競争に反対しよう!
 このオバマ政権の策動に対抗するためにロシアのプーチン=メドベージェフ政権は対米「核軍縮」交渉をおこないながらも同時に、その背後でアメリカのMDシステムをかいくぐることのできる新型のICBM・SLBMの開発に血眼となっている。
 中国・胡錦濤政権は、このロシア権力者と結託しつつアメリカ東海岸までの射程をもつ新型ICBMや国産空母の開発などの核軍事力の増強に突進している。“二十一世紀の超大国”にふさわしい軍事強国に成り上がろうと画策しているのだ。
 こうしていよいよ激化している米−中・ロの核軍事力増強競争に断固反対しよう!

「連合」指導部の抑圧を弾劾してたたかおう!
 この切迫した情勢のもとでも「連合」古賀指導部は、「在日米軍基地の整理縮小」を掲げてはいても、辺野古新基地建設反対の闘いにいっさい取り組もうとしない。それどころか、彼らは平和フォーラムが中心となって開催する反基地運動を陰に陽に抑圧してまわっている。「安保堅持」の立場をとる「連合」労働貴族どもは、反戦や護憲などの闘いを否定するためにこそ、「連合」のもとへの“平和運動の一本化”の名のもとに、平和フォーラムや各地の平和運動センターの解体を画策しているのだ。鳩山政権と一体化して政府の進める安保・外交政策(国連決議にもとづく海外派兵など)を支持し翼賛する運動へと反戦・平和運動を解消しようとしている「連合」古賀指導部を弾劾せよ。「連合」指導部の抑圧に抗して平和フォーラムに結集する各労組のなかから反戦・平和の闘いを戦闘的に強化しよう。
 みなさん! 鳩山政権の「普天間基地の移設先見直し」という「公約」のインチキ性はいまや明らかだ。鳩山政権に期待し、「公約を実行させる」ために、「米国政府の圧力」と「マスコミ各社のキャンペーン」に負けない「市民の声」を盛りあげることに闘いをとどめてはならない。鳩山政権の対米交渉を後押しすることによっては、普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止をかちとることは決してできない。鳩山政権は、あくまでも日米安保同盟を強化しようとしているのであり、米海兵隊基地の「移設先」を提供すること自体は当然のことだと考えているのだ。普天間基地を撤去し、一切の新基地建設を阻止するために、労働者・学生・市民の団結をうち固めよう! 日本全土に配備されたMDシステムの撤去とすべての核基地撤去をかちとろう。いまこそ沖縄をはじめとした在日米軍基地の法的根拠である安保条約の破棄をめざしてともに前進しようではないか!

いまこそ安保破棄を掲げてたたかおう!
 すべての労働者・学生・市民のみなさん!
 ところがこんにち、代々木共産党の不破=志位指導部は、「日本の防衛」という「安保条約の建て前」に照らして、海兵隊は「日本防衛とは無関係」だから反対だと主張しているにすぎない。海兵隊は「抑止力」ではなく「侵略力」だから「普天間基地撤去の要求は当然」などと言うのだ。すなわち、それは、安保条約とそれにもとづく米軍の駐留も、「日本防衛」のための「抑止力」であれば認めるということではないか。これでは在日米軍基地に反対する主体的な力など創造できるはずがないではないか。
 すべてのみなさん! いまこそ「反安保」を放棄した既成平和運動指導部の闘争の歪曲をのりこえ、普天間基地を撤去し辺野古新基地建設を阻止しよう! 鳩山=小沢の民主党政権がオバマ政権とともにおしすすめている日米新軍事同盟の強化を打ち砕こう! 本日の闘争を突破口に<反安保>の一大奔流を巻き起こそうではないか! オバマ政権によるアフガニスタン軍事占領支配と人民虐殺の続行を許すな! イエメン侵略に反対しよう! 米ー中・ロの新たな核軍事力増強競争に反対しよう! ともにがんばろう!

(二〇一〇年一月三〇日)

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写真:「辺野古新基地建設阻止!」怒濤のシュプレヒコール(09年11・8 沖縄県民大会)


写真:<反安保>を高く掲げて戦闘的デモを実現(1/24労学闘争)



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