大和人と琉球人の違いと琉球独立
(2016年10月4日 屋良朝助)



(写真は普天間野嵩ゲート前での基地反対と琉球自立独立アピール決起集会) http://www.ntt-i.net//kitihan/futennmasyukai.html


多くの大和人(ヤマトンチュ)には日本という祖国がある。勿論国籍も日本であ
る。頑張って国のために尽くすことも出来るし、税金は別として搾取される事
はない。

琉球人(ウチナーンチュ)は琉球という祖国を奪われた。しかし国籍は日本であ
る。日本は祖国、母国ではない。その証拠に多くの日本人は天皇を尊敬してい
るが、琉球人はそうではない。

最近、大和人が沖縄に対して知ったかぶりでアレコレ言って来る。曰く、「時
間を守らない、労働意欲がない、」琉球人にもいろいろあるだろうが、それは
半分正しい。

労働意欲がないとか、それが正しいとすれば何故だろう?
1609年薩摩に侵略され極端にいえば琉球全体が薩摩の奴隷になった。
頑張って働いてもどうせ最終的には儲けは薩摩に持って行かれるのである。
だから意欲がない、夢がない、1879年の琉球王国抹殺で決定的となる。

要するに琉球という祖国がなくなり、琉球国人として魂がなくなった。琉球人
にとって日本という嘘の祖国が、「琉球人の祖国は日本だ」という洗脳教育を
始めたのである。洗脳が成功すると次は大日本帝国台湾人と同様に兵隊として
利用した。沖縄戦で民間人を自決させた。

殆どの「沖縄人に対する評論」は、琉球人が国を奪われ、琉球国人として魂が
なくなり、琉球民族としての独立心が無くなり、長い歴史の時間でこれが個人
の精神にも及んでいる、という事が抜けているので全く意味がない。

さて、琉球人が日本人として、いつまで頑張れというのか?日本の権力者及び
日本人全体は戦争に向かっている。中国の領海侵犯があり自衛隊機とドンパチ
が少しでも始まれば“勝つしかない”ので自衛隊の軍事強化に誰も反論できな
い。安倍はやるだろう、稲田朋美も兵器産業の株が上がり儲かるのでやるだろ
う。

戦争というのは“軽く”始まり段々深刻になるのである。負けると地獄である、
誰も地獄は望まないので勝とうとして泥沼にハマるのである。バクチと同じだ、
元を取ろうとしてドンドン拡大し最後は破産する。

話がずれてきた、元に戻す。琉球人の若者が夢をもち上昇志向になるにはどう
したら良いか?
もうお察しのことだと思うが、祖国「琉球」を復国し「琉球共和国」を打ち立
てることだ、日本帝国主義の洗脳によって琉球人の政治家から一般人まで染み
付いたギブミー根性をタタキ直し独立心を無理にでも育てることだ。

最近、日本政府へ納める所得税や法人税、消費税などが約3000億円である
事が分かった。日本政府からの沖縄への地方交付税がほぼ3000億円台であ
るので、プラスマイナスほぼゼロ、つまり台湾と同じで経済的には琉球はもう
独立しているという事。

又、幸いにも時代が琉球に有利に動いている。琉球が独立すると独自の経済政
策を行う事ができるし、タックスヘイブンで外国企業を誘致し仕事を増やすこ
ともできる。オリンピックにも琉球国から多数かつ直接参加する事ができる。
琉球でオリンピックを開催する事も不可能ではない。

ところで宇宙飛行士は若者の夢だが、琉球人がアメリカやロシアの宇宙飛行士
になる事は不可能に近い、何故なら、日本人でも宇宙飛行士は難しいのに日本
で馬鹿にされている琉球人ごときが宇宙飛行士になるのはけしからん!と日本
人から見たらその程度なのである。しかし歴史的に中国と琉球の信頼関係なら
中国の宇宙船に琉球人が乗ることは可能である。まず、宇宙飛行士の訓練セン
ターに琉球の若者を留学させる事から始めよう。その他いろいろな可能性があ
り若者の夢が広がる。

若者の夢を奪う“戦争”も琉球が独立すれば「戦争するかしないかは国が決め
る」事なので「琉球人の国」が戦争しないという決定をする事が出来る。

もう一つ大和人と琉球人の違い、大和人はガキ大将中国を侵略し、虐殺した。
という事は何時仕返しされるか分からないという心理状態、だからピリピリし
て自衛隊を強化しようとするのである。

一方、琉球人は歴史的に中国とは礼を尽くして友好的である。翁長氏が習金平
主席と会った。私には習金平主席と何処か他県の知事が会ったという記憶がな
い。だから琉球人は中国から信頼されている。中国から侵略されるという意識
がない。琉球と中国の歴史を知らない大和人が不思議がる。 以上。

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