《琉球独立論資料》

沖縄は独立しないといけないと思った。 
改めて沖縄自立論の正当性をかみしめてほしい。


アジアの世紀沖縄に光 琉球フォーラム 進藤栄一氏講演 =琉球新報= 2017.4.13


 会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・富田詢一琉球新報社長)の4月例会が12日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで催された。政治学者の進藤栄一筑波大学名誉教授が「トランプ新政権と沖縄・アジアの未来」と題して講演した。今後は米国が衰退し、アジアが新たな市場となる「アジア力の世紀」になると展望し、その中心に位置する沖縄に「希望の光が見える」と指摘した。

 進藤氏は、自身が発見した、米国による沖縄の長期占領を天皇が米総司令部に要請した「天皇メッセージ」にも言及し「見つけたとき、沖縄は独立しないといけないと思った」と振り返った。その上で「いま改めて沖縄自立論の正当性をかみしめてほしい」と話した。

 沖縄の軍備強化の論拠として喧伝される中国脅威論には、米原子力空母と対比しつつ「中国がディーゼル空母1隻造って日本のメディアは大騒ぎしている。本当は中国の軍事力は貧弱なものだ」と指摘した。尖閣諸島周辺の中国海警局の船による領海侵入も「ある種のセレモニーで過大評価されている」と述べた。

 現在の米国には、非白人の割合が増えている人種構成や都市の荒廃などを挙げて「米帝国は没落の道を着実に進んでいる」と語った。一方で中国やインド、アセアン諸国の勃興を指摘し「アジアの力の世紀で事実上の東アジア共同体が生まれている」と指摘した。


進藤栄一氏の講演
米国の世紀の終えんと「アジア力の世紀」の勃興について進藤栄一氏の講演に聞き入る会員ら
=12日午後、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー



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