太田竜 7/7

の手紙(1971年5月28日付)を書いている。彼はこの原則にもとづき、「愛国者の結集」の任務を提出している。
 このような路線は、代々木日本共産党のそれと全く同一の方向へ(日本帝国の自立の促進、強化)を、よりラジカルに武力をもって進もうというものに他ならない。
 琉球独立の志士は、決してこれを受け入れることはできず、韓国の抗日民族戦線の友人諸君もまたこれと敵対的と成る他ない。

     (十三)
 ベトナム人民軍機関紙クアンドイ・ニャンザン紙は、3月8日、ニクソン米大統領批判の形で米中共同声明を攻撃した。ベトナム民主共和国の政府と党は、米帝との和解工作にのり出した「中華」人民共和国の毛沢東ペテン師集団に対するきびしい斗争を強化している。
 もちろん、西園寺公一のごとき、或いは萓沼正久のごとき、金でやとわれた「中華」人民共和国の番犬は、何のためらいもなく、ベトナム民主共和国の攻撃に対して、北京官僚を弁護し、防衛する準備ができている。
 反米愛国、日本民族独立民主革命の武装斗争の兵士に、ではなくて、世界赤軍の兵士に成ることを決意した人々にとっては、ベトナム民主共和国政府と「中華」人民共和国政府のこの対立において、ベトナム側に支持を与えるべきことは、自明のところであろう。

     (十四)
 琉球に行きたまえ
 琉球独立!のためにこそ、あなたのいのちを賭けたまえ
 この戦場でこそ、日本帝国に対する革命戦争開始の機が、いまのところ、相対的にもっとも熟しているのである。

1972年4月19日 

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