大城正男 19/19

ビッコを引き、あきらかに今やられて来たなと判っている奴でも、他のウチナーンチュが見たら、やはり遠慮せずに同じくやってやろう。これはあくまでイラダチを解消する為にレクリエーションである。かって日本本国にて「沖縄人断り」の貼り紙 があったように、今度はこっちで「自衛隊お断り」の貼り紙を出すのも一つの方法である。食堂、飲み屋、映画館、ボーリング場、そしてバス、タクシーとありとあらゆる所に出してみよう。さもなくば、自衛隊員のみすべてに2倍料金ということにしたらどうだろう。こんなちっちゃな島、どこにも逃げられるものじゃない。自衛隊がアメ公に代って侵駐して来たのではなく、100万のウチナーンチュの中に、わずかな自衛隊を引きずり込んだのだと思い、身を入れて一生懸命、徹底的にいびってやろう。彼らがそこにいたたまれなくなる位に。
 そろそろ最後に近づいて来たな。
 差別と闘う時、彼女達が「売春婦で何が悪い。」と開き直ったことから、僕らが学ぶべきことは、「ウチナーンチュで何が悪い。」とヤマトゥンチュに対してケツまくることだ。僕自身は、とっくにケツまくり恥もなくインキン菌をさらけ出している。それを貫徹すれば必然的に、県である沖縄ではなく、琉球の独立ということになる。独立というと、全く異った視点から、経済的自立がどうのこうのと、あきもせず同じ論議のみがくり返されるが、そのことに関しては、先に出版されたパンフ「どうすれば通貨不安は解消できるか」に野底土南氏が完璧なまでに答えているので、それを参照されたし。
 要はウチナーンチュとしての自覚であり、心意気である。殺魔(サツマ)以来の征服者としてのヤマトゥンチュに対する、自然かつ正当なる憎悪である。それの必然的帰結として琉球の独立がある。
 志を共にする同志よ、ウチナーンチュよ。
 ウチナーンチュがウチナーンチュたる為に琉球の独立を!
 我国がさらなるウチナーンチュたらんとする為に、
 めざせ、第2、第3のコザ反乱を、恒久的コザ反乱を!
 踊れ、狂え、カチャーシーを!
 はばたけ、はばたけ、
 さらなるウチナーンチュへ向って!

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