野底土南 9/23

1967年度地方対東京資金収支バランス 単位:億円
 流 出 1*流入 2*差額 1*−2*(注4)
地  方人口(万人)銀行預金(注1)郵便貯金国 税(注2)合 計地方交付税等(注3) 
北 海 道5331,636 2,1941,5045,3341,3373,997
長   野200686 1,0452972,0284631,565
徳   島82568 424831,075258817
長   崎163564 6791581,4013931,008
鹿 児 島179285 7971541,236521715
 
東   京1,109(17,604)6,230819

(注1)銀行預金流出額とは普通銀行、信託銀行、長期信用銀行(全国銀行)の各県別預金残高より当該県内に対する貸付残高を差し引いた額をいう。
当該残高はそれぞれの銀行の本店(東京)に吸い上げられる。その結果、東京は1兆7604億円の資金を吸い上げている。
資料の都合で、全国銀行だけを用いたが、そのほか東京へ吸い上げられる主なものは、
1.簡易年金保険、2.社会保険、3.専売収入(タバコ、アルコール、塩等)、4.農漁協同信用組合の預金、5.生命、損害保険などがある。
(注2)国税庁年鑑による。但し関税は含まない。−−−は資料が得られなかったもの。
(注3)地方交付税、分担金、負担金、国庫支出金の名目で地方へ流出したものの合計。
(注4)このような資料制約のもとですら、東京政府地方の収支残高は軒並マイナスである。もし、一切の収支を集計したらその差はもっとヒラクだろう。

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