パングラム 現代いろはうた 現代いろは歌 青朱白玄 住田春生 Japanese Pangrams

青 朱 白 玄 (春 夏 秋 冬)
作 住田春生

青雲 我血 春を抜け  
朱砂 曽根歩 夏陽燃え 
白玉 手織り 嫁の秋  
玄人
 佳味 冬煮込む部屋

せいうんわれち はるをぬけ 
すさそねほ なつひもえ   
しらたまており よめのあき 
くろとかみ ふゆにこむへや 


解説
青雲の志をいだいて故郷を後にする。時は春、血が躍る青春を駈け抜ける。
朱砂を用いた陶磁器の加飾法(夏朝陽色)を編み出した苦労を曽根を歩き振り返る。   
真珠の指輪と手織りの紬でこの秋嫁いで来た妻。娘から嫁となったこの秋。
プロの味を堪能している。冬鍋の珍味、満足感が部屋にあふれる。
四季と年齢を表わします。青朱白玄 - 春夏秋冬となります。(行に色と四季)
青春(16歳〜20歳代) 朱夏(30代〜40歳代) 白秋(50代〜65歳頃) 玄冬(65歳頃〜)   
※ 前作の東南西北と対で、「四季」「年齢」「方角」の関連性が解けます。

語句説明
青雲 = よく晴れた高い空。功名を立てる志。青雲の志をいだいて故郷を後にする。
血  = 血が騒ぐ → 心が躍ること、直に実践したくなる衝動、青春の血が躍る。
朱砂 = すさ。銅を含み、鮮紅色に発色する釉また、それを用いた陶磁器。
曽根 = 河川の氾濫によって形成された微高地で住宅地、畑、果樹園に利用。「転禍為福」
陽燃える = 炎のような光を放つ。赤く燃える夏の朝陽 → 鮮紅色。朱砂(釉裏紅の加飾法)
佳味 = かみ。美味。また、よい味の食物。 珍味。
白玉 = 白色の玉。特に真珠をいう。
玄人 = くろと。技芸などに熟達した人。専門家。プロの技。



  =評= 作者のお話によると暫く筆を休めるつもりでしたが、前作品と対の作品を急遽作ったとのこと。「四季」「年齢」「方角」の関連性を解り易くする為です。 7、5、5、5、7、5、5、7 五と七
で揃えてます。

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