パングラム 現代いろはうた 現代いろは歌 無為自然 住田春生 Japanese Pangrams

無 為 自 然 (TAOに生きる)
作 住田春生

老子 道 世は無 世に甦す
人の道 常ならぬ     
山を越え 我も 禍明けて 
生きる理 不変 夢穂咲く 

ろうしたおよはむせにそす
ひとのみちつねならぬ
やまをこえわれもかあけて
いきるりふへんゆめほさく


解説
宇宙は無から始まりますが、それ以前にある“根源”が「道 (TAO)」である。
ビックバンの前から存在する永遠不変の法則。根源(道)から現世に甦る。
人の道は無常であり、常に移り変わっていくものである。     「栄枯盛衰」
人生の危機を乗り越えて私も突然の不幸から立ち直れました。  「転禍為福」
人の道理は不変である。弁えた人生を歩めば、実りある自己実現の夢を叶える。
「道」TAOに生きるとは、無為自然(あるがままに)に生き宇宙の流れに添って生きること。

語句説明
老子  =中国春秋時代の哲学者である。道家の祖。「大器晩成」 「上善如水」 「足るを知る」
道   =たお。TAOとは老子が名付けた。この宇宙には永遠不変の法則がある。「無為自然」
     宇宙の始まりすら飛び越えて、もっともっと前にある“根源”が「道 (TAO)」なのです。
甦す  =そす。生き返る。甦る。復活する。世に甦す → 根源(道)から現世に甦る。
常ならぬ=無常である。 常に移り変わっていく。    「諸行無常」 「栄枯盛衰」 「生滅流転」      
山を越え=峠を越える。 難を免れる。窮地を脱する。危機を乗り越える。
禍   =予期していなかった災難や不幸、厄などを意味する語。突然の不幸。
生きる理=生きて行く為の筋道。生きる不変の法則。生のことわり。生きる道理。
夢穂咲く=(夢) 将来に実現を願っている事柄。(穂) 穂に穂が咲く、稲など穀物が良く実る。



  =評= 

作品一覧に戻る
現代いろはうたのTOPページに行く